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小児科での取り組み
小児科では、1975年から、ボイタ法による運動障害の早期発見、早期治療を中心として発達の問題に取り組んできました。現在は、常勤医4人の体制で、以下のような、発達に関わるさまざまな領域の外来および入院の診療をおこなっています。また地域療育支援の形で園外の施設などへの支援もおこなっています。
1.育てにくい赤ちゃんへの発達育児支援 (外来)
おっぱいが上手に飲めない、抱きにくいなどの育てにくい赤ちゃんでは、そりかえりや左右差など姿勢の問題が原因であることがしばしばです。外来診察での赤ちゃんの状態により、抱き方や遊ばせ方などの日常の過ごし方をお話ししたり、理学療法士によるボイタ法を軸にした運動機能療法(理学療法)をお勧めします。お子さんの状態や御家族の状況によっては母子入院もお勧めしています。
2.運動の障害や遅れのあるお子さん、中途障害(事故や脳炎の後遺症など)のお子さんへの支援
(外来・母子入院・母子通園・単独入院)
脳性麻痺・染色体異常・二分脊椎・分娩麻痺・筋疾患・骨関節疾患などの病気や中途障害を持つお子さんに対して運動機能療法(PT)をはじめ作業療法(OT)・言語聴覚療法(ST)・摂食機能療法など総合的な訓練を行っています。訓練には、通院による訓練のほかに母子入院や単独入院(幼児期後半ころからのお子さんだけの入院)の制度もあります。
発達を伸ばすためには、訓練だけでなく保育も大切なので、外来保育や通園療育(肢体不自由児通園:ひばり学園)などによる発達支援も行なっています。外来保育や通園療育は、お母さんにとっての『仲間との出会い』の場でもあります。障害を持つお子さんの育児に際しては、『仲間との出会い』は『家族の絆』とともにとても大切なことです。
3.自閉症・ADHD・学習障害などの発達障害の生活相談と支援 (外来)
発達障害児に対する個別での作業療法・言語療法を6ヶ月クール制で行っています。学齢児に対しては、ルールのある集団での遊びなどの取り組みもしています。保育園・幼稚園・学校との連携を目標としています。
4.重症心身障害児者への生活相談と支援(外来・通園・入所)
重症心身障害の方では、身体の変形、呼吸や摂食機能、消化器系の問題などが年齢とともに進行しがちで、訓練によってこれらを少しでも防ぐことが大切です。摂食嚥下障害に対してはVF検査(嚥下造影検査)を行い、誤嚥を少なくする方策を検討します。また日中の活動を豊かにする保育・療育もかかせません。これらのことは、外来(在宅)・入所のいずれの方にも共通のことです。
具体的には、在宅の方は、ひばり学園(幼児のための母子通園)、重症心身障害児者通園事業:かえでおよびくぬぎ(かえでについては、幼児も利用可能)により訓練と保育・療育を受けていただけます。小児科医も、健康管理や発達育児相談・支援をおこないます。また日中一時支援や短期入所に際しての健康管理も担当します。
麦の穂学園は重症心身障害児者の入所施設で年齢に関わりなく利用できます。健康を保つ医学的管理、訓練、療育を日々行っています。
私たちの施設では、利用者の方に多くの職種が関わっています。良い治療・療育を提供するために、スタッフ間のコミュニケーションやチームワークを大切にしています。また利用者の方にとっては相談相手はたくさんいるということです。何か困ったことが起こったときには、主治医・各療法士・心理士・ケースワーカー・看護師・保育士・指導員その他多くのスタッフに、遠慮なくご相談下さい。
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