
謹んで新年のご挨拶を申しあげます。2026年が、皆さまにとって飛躍と希望に満ちた一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
昨年は、多くの方々のご指導ご支援を受けながら7号棟の改修を終え、生活介護事業「櫟」と訪問看護ステーション「ともあ」の移転が叶いました。櫟には広々とした部屋と新しいスチームバスを設置し、ご利用者方々には十分くつろいでいただける場所となっています。また、入所者や短期入所利用者に対する医療を充実させるために6号棟の配管整備に加えて、血液ガス測定装置、血算・CRP測定装置、超音波診断装置などの医療機器の充実も行いました。
さて、私たちを取り巻く医療・福祉・介護の状況は大きく変化しています。昨年は児童福祉法の改訂に係る子ども家庭庁の新たな施策が開始され、当センターにおいては児童発達支援センター「ひばり学園」の運営並びに方向性について模索する1年でした。今年はリハビリテーション科のサポートを受け、他に類を見ない児童発達支援センターを目指して職員一同張り切っているところです。
近年は医療福祉の分野においてもIT化の促進が求められ、当センターにおいても電子カルテ導入についてヒアリングを重ね、今夏には開始できるよう準備を加速させていきます。本格的なDXの整備にはかなりの時間を要しますが、まずはSNSなどを用いたセンター内外への情報発信を充実させることを目指します。
キリスト教の隣人愛の精神に基づいて設立された当センターの主たる対象は、肢体不自由児から脳性麻痺児・者に移り、時代とともに現在では外来の約7割を神経発達症の児童が占めるようになりました。入所について国では療養介護費の改訂が検討されていますが、今後医療収入の充実について厳しい状況分析が必要ですし、人材不足も解決しなければならない課題です。
当センターは、さまざまの困りごとを抱えている小児やご家族に幅広く対応できるようリハビリ部門はもちろんのこと質の高い療育や診療技術のさらなる向上を目指すとともに、医療的ケア児に対する様々なサポートについても当センターの役割を発揮できるよう、京都市内のみならず京都府下の医療機関との密な連携をとって整備していく所存です。本年もご指導
聖ヨゼフ医療福祉センター 院長 糸井利幸